スマートフォンはどこで買うべきか【安さ重視ならメルカリ、総合的に見ればネットかショップ】
4月21日に新しいiPadの発表が期待されているオンラインイベントの実施が決定しました。
ですがAppleの商品って結構高くて、毎回購入することができないんですよね...
今回はiPadやiPhoneなどのスマートフォンを購入するにあたってお得になる方法を考えてみたいと思います。
携帯会社で購入する
一番よく知られている購入方法が、ドコモなどの携帯会社で買う方法ですよね。
つい最近まで家電量販店でSIMフリーのiPhoneの販売がなかったため、お店で買うといえばドコモショップなどのお店や家電量販店の携帯コーナーでしか買えなかったからです。
この購入方法のメリットは、値段を分割して購入できることと保険などのオプションに入れることです。
ショップで購入した場合、ドコモであればMaxで36回払い、AUやSoftBankであれば48回払いまでの分割を選択できます。学生や新入社員でお金が少ないけど、絶対に新しいスマートフォンじゃないと嫌だ!という人には魅力的ですよね。
割高でも安心感が欲しい人は携帯会社で購入するといいかもしれません。
ちなみに携帯会社で買うのが割安であると考えている方もいらっしゃいますが、現在は実質0円など法外な割引が禁止されているため、安くなることは期待できません。
ネットで買う
最近では中古、新品問わず多くのスマートフォンがネット市場に流れています。
新しい物好きな人が大切に使っていたスマートフォンを1年ごとに売りに出したり、サイズ感が好みじゃないからと購入後すぐに新しい機種に変更して、古い方を売りに出す方も結構いらっしゃいます。(羨ましい...)
例えばダイワンテレコムという会社ではAUのiPhone12Pro がBランクで45800円となっています。少し型落ちの機種ではありますが、最新の機種にこだわりがない方には魅力的な金額かと思います。
メルカリで購入する
最後はメルカリで購入する方法です。
フリマアプリ最大手のメルカリでは上と同じ理由でたくさんのスマートフォンが流通しています。
メルカリはネットと比べてもさらに安い商品が多く、さまざまな状態のスマートフォンが販売されています。
販売する側に10%の手数料がかかるものの、安く売ってもショップでの下取りやネットで買い取ってもらうよりも多くのお金が手元に残るからです。
ただし、携帯会社やネットで購入した時に比べて圧倒的にサポートが薄く、初めての場合騙されてしまうことも多いため、携帯に詳しくなく、メルカリで取引したことがない方にはおすすめできません。
ドコモの新料金プランが発表された!【Ahamoは驚きの安さだった!】
2020年12月3日、ついに大手キャリアのdocomoからも新料金プランが発表されました。
その名もahamo。
2021年3月からサービスを開始し、月間データ容量20GBを月額2,700円(税抜)で利用することができます。
今回はこのプランのメリットとデメリットについて考察していこうと思います。
なんで今携帯料金が安くなっているの?
官房長官だった2018年にも携帯料金の値下げについて明言していた菅首相。
彼が2020年9月に内閣総理大臣に就任されました。
首相に就任されてからも「電波利用料の見直しをやらざるを得ない」旨の発言をし、各携帯事業者も値下げに言及したことから料金プランの値下げが始まっています。
ahamoの良いところ
月々2980円という安さ!
月々2980円でメインブランドの回線が使えるのは破格といって良いでしょう。
ソフトバンクでは現在一人当たり平均4300円の通信費がかかっていることがわかります。
ARPU(Average Revenue Per User):1契約当たりの月間平均収入(10円未満を四捨五入して開示)
(算出方法)
総合ARPU=(データ関連収入+基本料・音声関連収入+端末保証サービス収入、コンテンツ関連収入、広告収入など)÷稼働契約数
* データ関連収入=パケット通信料・定額料、インターネット接続基本料など
* 基本料・音声関連収入=基本使用料、通話料、着信料収入など
以前発表されたY!mobileのシンプル20では月々4480円から利用することができ、現在のARPUより高かったですがついにメインブランドからこの価格で提供されるようになりました。ahamoはオンラインのみの契約なので販売員からオプションや保険を無理矢理付けられづらいというのもメリットですね!
一人でも安く使える
今までdocomoのメインブランドは「みんなドコモ割」という割引を実施しており、ファミリー割引グループ内で2回線契約していれば500円割引、3回線以上契約していれば1000円の割引を行っていました。
「基本月々4980円から利用できます!」というのはファミリー割引グループに3回線以上契約があればということだったんですね。
これはソフトバンクでもAUでも似たような割引が行われています。対してahamoでは割引がなくなっていて、1人の契約でも2980円で利用できます。
ひとり暮らしをしている人やファミリー割引にしていたのでなかなかキャリアを変えれなかった人、家族との仲が悪く携帯の話をできなかった人など、仕方なく高いブランドを使っていた人にとってはかなり魅力的なのではないでしょうか。
5分通話無料
今までドコモでは5分通話無料オプションで月々700円、通話無料オプションで月々1700円が必要となっていました。
これがahamoでは5分通話無料オプションがデフォルトでついており、通話無料オプションは月々1000円でつけることができます。Lineの無料通話が人気となり、通話無料オプションをつける人は少なくなっているとはいえ5分無料でいつでも通話できるのはありがたいですね!
悪いところ
オンライン契約のみである
ahamoはオンライン限定で受付となっており、ドコモショップ・ドコモインフォメーションセンターなどでの取扱い・受付は行いません。
また分からない事があった際の窓口がドコモショップになるのかもまだ分からない状態です。
サポートはドコモショップでも受け付けますではなくチャットもサポートしますとなっているので、今まで通りの手厚い説明やサポートを受けるのは難しいかもしれません。契約後も、専用のアプリでデータ利用量や料金の確認、各種お手続きなどができます。また、操作やサービスについて不明なことがあれば、WEBサイトで簡単に調べることができ、チャットでのお問合わせもサポートいたしますので、安心してご利用いただけます。
初めてスマホを持つ方や分からないことはドコモショップに聞きに行きたい人などは今まで通りの契約で良いかと思います。
メールアドレスがない
ahamoではキャリアメールの提供がありません。
docomo.ne.jpやi.softbank.jpなどのキャリアから渡されるメールアドレスがないのです。
使う事が少なくなっているとはいえ仕事で使っている方には不便かもしれません。
これはGmailなどの無料で使えるメールサービスを使うことによって解決できるかと思います。
他社サブブランドは10分通話無料
Y!mobileでは月々20GB、通話時間10分無料の「シンプル20」というサービスが2020年12月から使えるようになります。
ahamoの方が断然安くなってはいますが、Y!mobileでは10分無料であるという点に注意が必要です。他キャリアから転出の際には転出手数料がかかる可能性がある。「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」などの事務手数料が無料となっていますが、最初に他社からahamoに乗り換える場合、他社の契約に手数料や違約金がかかる可能性があります。
のりかえる方で手数料が気になる方はソフトバンクやAUのショップで手数料の確認と手続きをして、家でahamoのオンライン契約をすれば安心だと思います。
疑問点
テザリングが無料でできるのか
今までドコモとAU、Y!mobileの現行プランでは手数料が無料でテザリングができました。
対してSoftBankの現行プランでは500円の手数料が必要となります。
果たしてAhamoではこの手数料はいくらになるのでしょうか。
たまにしか使わないけれどあると便利なオプションなので、気になりますね!
サブブランドを立てるのはどうなるのか
ドコモではメインブランドの値下げと同時にサブブランド(廉価ブランド)も導入するようだというニュースが日本経済新聞では上がっていました。
発表を見る限りahamoがメインブランドに追加されるようですが、今後サブブランドの立ち上げはあるのでしょうか。
僕の予想ではサブブランドの新たな追加はないと考えています。
日本経済新聞社がオンラインのみでの契約というAhamoをサブブランドと間違えて報じてしまったと考えているからです。他社がどう追随してくるのか
武田総務相はSoftbankとAUがサブブランドの値引きを敢行したことに対して「サブブランドではなくメインブランドの値下げでないと意味がない」という旨の発言をしています。
今回はdocomoのAhamoが最初にメインブランドの大幅値下げを踏み切ったわけですが、他社はどう追随してくるのでしょうか。
今までの携帯電話の歴史を見る限り大体同じように料金が安くなり続けているので、急いでのりかえを決定するのではなく、他社の発表も待ってみるのが賢いかもしれません。